観葉植物図鑑5 章約4分で読めます

ドラセナの種類14選|幸福の木はどれかを図解

ドラセナ・フラグランス(Dracaena fragrans)。14種すべてを示す写真ではなく、広い葉のタイプの一例。
ドラセナ・フラグランス(Dracaena fragrans)。14種すべてを示す写真ではなく、広い葉のタイプの一例。 Photo: Mokkie / CC BY-SA 3.0(無クロップ・縮小のみ)

ドラセナは、細葉が風に揺れる株も、太い幹に幅広い葉を広げる株もあります。この記事の14の名前には、種名だけでなく品種名や流通名も含まれます。見た目と置き場所を比べて、暮らしに合う株を選びましょう。

目次

ドラセナの種類14選

一覧の一例:マッサンゲアナ(Dracaena fragrans ‘Massangeana’)。葉の中央の明るい帯。
一覧の一例:マッサンゲアナ(Dracaena fragrans ‘Massangeana’)。葉の中央の明るい帯。 写真:jkrup4/Wikimedia Commons(Public domain)。無クロップで縮小・WebP変換。

コンシンネは、日本では細い葉と赤みのある縁をもつマルギナータ系の流通名としてよく使われます。マッサンゲアナは幅広い葉の中央の黄緑色の帯が見どころ。いわゆる「幸福の木」の代表です。

ソング・オブ・インディアは黄色い葉縁が明るい印象をつくり、リフレクサは枝に付く短めの葉と株のシルエットを楽しめます。枝数や剪定の仕方でも見え方が変わります。

コンパクタは短い緑葉が密にまとまる姿、ワーネッキーは白から灰緑色の縞、レモンライムは黄緑色を含む明るい縞が特徴です。いずれも葉色だけでなく、葉幅とまとまり方を見比べると選びやすくなります。

サンデリアーナは細い茎を束ねた「ミリオンバンブー」などの仕立ても流通します。竹の仲間ではありません。水栽培の商品を土植えの鉢と同じ方法で扱わず、購入時の仕立てに合う管理を確認してください。

ジェレ、リッキー、ナビ、トルネードは商品ラベルの表記を確認したい名前です。名前だけから学名や耐陰性を決めず、葉の幅、中央と縁の色、ねじれ方、成長後の大きさを販売株で比較します。置きたい場所で葉先がどう広がるかを、鉢の全体写真でも確かめましょう。

ドラコとシナバリは、樹形が印象的な別種です。苗の姿と自生地の巨木の写真は大きく異なります。完成した樹形をすぐ室内で再現できると思わず、購入株の大きさと栽培条件を確認してください。

関連する選び方・手入れの詳しい説明

葉の形と斑の入り方で見分ける

斑の比較例:ワーネッキー(Dracaena fragrans ‘Warneckei’)。葉に入る白い縞。
斑の比較例:ワーネッキー(Dracaena fragrans ‘Warneckei’)。葉に入る白い縞。 写真:Mokkie/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。無クロップで縮小・WebP変換。このWebPも CC BY-SA 3.0 で公開。

葉の形と斑の位置を組み合わせる

細い/広い
株全体の軽さや量感を見る
中央/縁
明るい帯が入る場所を見る
枝と幹
葉が付く高さと横幅を見る

中央が明るいマッサンゲアナ、縞のあるワーネッキーやレモンライムなどは、斑の位置が選ぶ手がかりになります。ただし色は撮影や新旧の葉でも違って見えるため、色だけで厳密な品種判定はできません。

同じ品種でも、一本立ち、曲がり幹、複数本立ちで部屋に与える印象は変わります。商品名に加えて、葉先までの横幅と、目線の高さにどの葉が来るかを見てください。

葉の形と斑の位置を組み合わせる
1フラグランスの仲間幅広い葉のまとまりを見る マッサンゲアナなど2コンシンネの流通株細い葉が放射状に広がる 葉幅と株全体で見比べる

「幸福の木」「竜血樹」はどの種か

「幸福の木」は縁起のよい贈り物として親しまれる呼び名です。呼び名から栽培の容易さや運気の効果が保証されるわけではありません。贈る場合も、受け取る方が置ける寸法と世話のしやすさを優先しましょう。

「竜血樹」という言葉も、商品名だけで種を確定するためには使えません。ドラコとシナバリなど、学名を照合すると区別できます。現在Dracaena属に含まれる旧サンスベリア類まで、同じ水やりで管理しないことも大切です。

置き場所とサイズから選ぶ

玄関から見て、鉢を迎える幅と家具の間を確かめるの水彩

買う前に、光・幅・移動を確認

光
明るい間接光を受けられる場所
幅
新葉や枝が通路に触れない余白
移動
鉢ごと給水・排水できる重さ

室内向けに流通する幹立ちのドラセナ類は、強い直射を避けた明るい位置が基本です。窓から何mという距離だけでは決めず、家具の影と季節による日差しの変化を確認します。

水やりは鉢内の湿りに合わせ、受け皿の水を捨てます。多くのドラセナ類は食用ではなく、誤食で不調を起こす成分を含むため、子どもやペットが葉をかじらない配置にしましょう。

まとめ

ドラセナ選びは、好きな色柄と株のシルエットを見つけるところから始まります。候補が決まったら、同じ名前の株でも幹の形や葉の位置を見比べましょう。

「暗さに強い」「手間がかからない」という一言だけに頼らず、光と水の管理を続けられる鉢を選ぶことが、気持ちよく飾る近道です。

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